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さっきーの大学職員受験体験記

大学職員

 大学職員は、一般の方にはあまり認知されていないマイナーなお仕事です。大学職員になりたいけど、どのようにしたらなれるのでしょうか?大学職員になるにはどのような採用試験でしょうか?ここでは、私が実際に内定を獲得した大学を基に大学職員の採用試験について説明します。

大学職員の試験内容の特徴は主に、下記の3つです。

  • 大学職員の試験内容は、採用スケジュールや選考のプロセスが長いことが特徴です。
  • 大学職員の試験内容は、筆記試験があることが特徴です。
  • 大学職員の試験内容は、大学独自の面接カードを記入します。

 私は、2020年の8月上旬に受験申し込みをしてから、第1次試験、第2次試験、第3次試験とあり、2020年12月の上旬に最終合格を果たし、公立大学法人に経験者採用として内定を獲得することができました。

一般企業では、すぐ結果が出ますが、大学では内定が出るまでに長い時間が必要となります。

第1次試験

 第1次試験では、能力検査、性格検査を実施しました。

この第1次試験の前に、申込書、受験票に必要事項を記載して、大学に提出しました。これらには、個人の住所、学歴、職歴を簡単に記載する項目がありました。

ここでは、市販の履歴書や職務経歴書ぐらいの文字量でしたので、簡単に記載することができました。第1次試験では、大学に行き能力検査、性格検査を実施しました。能力検査は、言語問題と非言語問題でした。

筆記試験にはどんな問題が出題されたの?

言語問題では、語句の意味などを理解する問題や長文読解がありました。非言語問題は、公務員試験のような数的処理のような問題が多く、性格検査では、SPIのような性格検査でした。能力検査では、公務員試験のような高い難易度ではなく、中学や高校レベルの問題でした。しかし、問題量が多い割に、試験時間が短かったです。

受験者数が20代から50代後半の受験者まで約、50人以上いて、その中から8人しか2次選考に進めませんでした。正答率が6割以上ないと合格するのは難しいと思います。

 第1次試験に合格すると、大学独自の面接カードと併願先を調査する用紙が渡されました。面接カードでは、自分の自己紹介、大学を志望する動機、どのような教育問題に関心があるのか、これまで力を入れたこと、自分の長所、短所、どのような仕事をしたいのかなどを記載しました。

第2次試験

 第2次試験では、面接試験、適性検査がありました。面接試験の前に適正検査があり、内田クレペリン検査を実施しました。

2次試験の面接はどんな感じだったの?

面接試験では、15分の試験で、副学長、課長、係長、主任クラスの方が6人程度いました。試験では、自己紹介から始まり、自分の長所、大学内に親族はいるかどうか、これまで力を入れたこと、今何に挑戦しているのか、どんな大学にしていきたいのか、また海外に行きたいのかを聞かれました。

この2次試験では、面接カードに記載したことと、そのことに対する深堀りをされました。その他に、私は海外留学や海外経験がありましたので、海外での面白いエピソードを1つ話してという質問がありました。2次試験では8人から4人が最終選考に残ることになりました。

第3次試験

最終面接はどうだったの?

 第3次試験の面接試験では、学長、理事長、事務局長の3人が面接官で時間は15分でした。まず自己紹介から始まり、海外でどのような仕事をしてきたのか、海外の大学院でどのような勉強をしてきたのか、もし内定が決まったら引っ越してくるのか、公務員と大学職員の違い、どちらを希望しているのか、第一志望はどこの企業なのかを聞かれました。その他に意表をつく質問で、無人島に何か1つ持っていくとしたら、何を持っていくかを聞かれました。

 私の場合、海外留学や海外での勤務経験がありましたので、海外での生活や仕事内容、海外の大学院の勉強のことを中心に聞かれました。逆に、面接カードにあることは全く聞かれずに最終選考が終わりました。

終わりに

 大学の採用試験では、他の企業の選考とは異なり、長期間の採用スケジュールで筆記試験があります。そして独自の面接カードを記載することがあり、それを基に面接の質疑応答が進んでいくイメージです。ぜひ、大学職員の採用試験について参考にしてください。

またね。

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